本研究科は平成28年度から、人文科学専攻のみの編成となりました。
本研究科では再編成以前から、「去華就実」という学園建学理念の実践を、目に付きやすい目先の結果(華)ではなく、学生個々人の将来を望見した長期的展望(実)を重視した教育を行う、という形で追求してきました。
この基本線を踏まえたうえで、豊かな教養と人間性の涵養に配慮しつつ、専門分野研究で成果を上げて学術?文化の発展に寄与する人材や、研究過程で得た知識?技術を活用して実社会に貢献する人材を育成することが、本研究科の目的です。
上記の目的に沿うため、まず学部時代とは比較にならない、人文科学全般についての広範かつ精密な知見を養っていきます。
その幅広い基礎を背景に、日本語?日本文学、英語学?英米文学、歴史学の各専門領域における探求力や問題解決の技術力を鍛錬し、論文完成で完決するのではなく、さらなる展開の可能性を秘めた将来性ある修士論文の完成を目指します。