実感?実践に軸足を置いて、日本の言語と文化を多角的に分析する力、自分の意志と感情を的確に発信する力を修得する学科です。これによって、絶えず変化する現在を見きわめ、主体的に未来を切り拓くことができます。
「日本文学」「日本語」「表現創造」(言語?身体)からなる緩やかなコース制。小人数のゼミを軸に自分で学びを設計します。
読む/書く、聞く/話す、観る/演じる等の双方向性を重視し、受信する力、分析する力、発信する力をバランスよく学びます。
学びの土台を作る実感教育プログラム、学んだ成果を試行する実践教育プログラムで、知識を智恵と能力に変換します。
日本の言語と文化に関する広い学識と多角的に分析する能力、それらを活かして現代社会の諸問題を解決する能力、異文化を受け入れグローバル社会に適切に対応する能力が身につきます。また、最新の日本文学?語学の知識を踏まえて国語教育を行う能力も身につきます。
※いずれも必要な科目を履修すれば卒業と同時に取得できます。
卒業に必要な単位数
総合教養教育科目20単位,外国語教育科目6単位,
専門教育科目68単位 以上を含め合計124単位以上
浅利 尚民
准教授
日本美術史?日本文化史?博物館学
学位:
博士(文学)
主要担当科目:
日本美術史?日本文化論?博物館学
日本美術史?日本文化論では、主に日本の美術作品や文化的事象などの意義について、博物館学では池田家旧蔵品の伝来状況を手掛かりに、近世大名家の宝物類がどのように近代博物館の資料となっていったのかについて考えていく。
主要業績:
中西 裕
教授
教育工学?人文社会情報学
学位:
文学修士
主要担当科目:
情報と表現
コンピュータを表現のツールとして使った情報発信について学ぶ。ゲームなどのプログラミング作品やアニメーション作品の制作実習を通してコンピュータ操作の底力をつけるとともに、講義を通して情報発信にかかわる著作権などの問題も実務的に扱う。
主要業績:
岡本 悦子
教授
舞踊教育
学位:
文学修士
主要担当科目:
表現創造入門1?表現創造講義1
共生の時代に身体表情?行動がもたらす可能性について、特に即興表現や創作に焦点を当てて研究している。
授業では、身近な生活における非言語的表現を注意深く観察?考察したり、実践を通して人間の表現行動の豊かさを味わうことを目指しています。
主要業績:
川崎 剛志
教授
日本文学(中世)
学位:
文学修士
主要担当科目:
古典文学講義1
聖地の図像表現を図像学?文学研究の成果に基づいて読み解く技能を養成することが,この講義の目標である。
具体的には,吉野曼荼羅と熊野曼荼羅を取り上げて,人々が霊山をどのように認知し,また霊山に対する畏怖や信仰の念をどのように表現してきたのかを探る。
主要業績:
松本 潤一郎
教授
近現代欧米圏哲学?思想?理論
学位:
修士(文学)
主要担当科目:
表現創造?表現文化
専門分野はフランスを中心とした近現代欧米圏哲学?思想?文学理論。研究キーワードは「物語」「歴史」「資本主義」「死者」「人類」など。主要担当科目は「表現創造」「言語表現史」である。いずれの科目でも人間と物語の関係を欧米圏の思想?哲学?理論?宗教?文化?批評?芸術を通して考えてゆくことを目標としている。
主要業績:
小林 敦子
教授
日本文学(近現代)?思想史
学位:
博士(文学)
主要担当科目:
近現代文学史
明治から戦後までの日本の歴史的?社会的状況を学びつつ、主流を担った文学の歩みを理解させる。その上で、過去の文学を現代と異質なものととらえるのではなく、問題に連続性があること、現代の我々が学ぶことのできるヒントが豊富にあることを知ってもらう。
主要業績:
岩田 美穂
准教授
日本語史
学位:
博士(文学)
主要担当科目:
日本語研究1
日本語学研究への導入である。日常的に身近にある言語現象を例に、言語研究としてどのような観点でどのように分析?考察されているのかを知り、言語を学問として観察?分析するための姿勢や観点を学ぶ。現代共通語から古典語、方言まで幅広い題材を扱う。
主要業績:
瓦井 裕子
准教授
日本文学(中古)
学位:
博士(文学)
主要担当科目:
古典文学講義1
『源氏物語』明石巻の読解を通して、古典文学作品を読む上での基礎知識を身につけ、精読する際の手続きを学ぶ。さらに、『源氏物語』の表現や和歌に触れ、その魅力を知るとともに、日本文化の淵源に迫っていきたい。
主要業績:
坂 堅太
講師
日本文学(近現代)
学位:
博士(文学)
主要担当科目:
近現代文学講義1
「敗戦」と「占領」を題材とする日本の短篇小説を読みながら、「戦後」という問題系についての理解を深めていく。この作業を通じ、現代日本を批判的に観察する視座を構築することが、本科目のテーマである。
主要業績:
鯨井 綾希
講師
日本語学?計量言語学
学位:
博士(文学)
主要担当科目:
日本語研究2
授業では、日本語の文法論を実際の用例に即しながら学ぶ。文法的な理論や知識そのものよりも、それらが立脚している言語学上の前提への理解を重視する。種々の言語単位に基づきながら、それぞれに見られる文法的側面と日本語学上の論点を示していく。
主要業績:
竹内 洪介
講師
日本近世文学
学位:
博士(文学)
主要担当科目:
古典文学研究3
近世小説史における仮名草子から浮世草子までの展開を辿る。仮名草子?浮世草子の特徴の違いを時代的背景、文体?内容?題材などの諸要素から把握するとともに、なぜ、どのように仮名草子から浮世草子への転換がなされたのか、という問題を考える。
主要業績: