幼児教育学科では、子どもたちを育む確かな技術と、豊かな心を備えた質の高い保育者を育成します。これまで5000名以上の保育者を輩出してきた実績と伝統があり、2016年度に学科創設50 年(昭和40 年)を迎えました。多くの卒業生が岡山県内外で活躍しており、その中には園長や主任として現役の方も多数いらっしゃいます。本学科では、すべての学生が保育士資格と幼稚園教諭免許状(2種)を取得できます。卒業後の進路決定率は100%を維持しており、全体の8割以上が幼稚園や保育者、施設等に専門就職しています。2010年度からは男女共学となり、本学科からも男性保育士が誕生しています。
伝統と実績に基づき、確かな実践力が身につくよう全力で応援。例えば、ピアノはレッスン室等が充実しており、小人数クラスで実力に応じた指導が受けられます。ダンボールハウス、首掛け式パネルシアターの制作など、就実ならではの教材も充実。実習(保育所?幼稚園?施設)では、丁寧な事前指導?事後指導があり、実習中のサポートも充実しているので安心して学ぶことができます。
「就実こども園」が近くにあり、授業の空き時間を利用して気軽にボランティアが可能。授業で作った手作り楽器の演奏や、手作りおもちゃを試す機会も。子育て支援イベント『就実やんちゃキッズ』に参加すれば、地域の子育て世帯とコミュニケーションしながら実践的に学ぶことができます。
安心の少人数クラス担任制。困ったことがあった時にも、気軽に相談できます。卒業後の進路は、キャリア支援?開発部や担任と相談しながら一緒に考えることができます。たとえ卒業後であっても再就職支援やリカレント教育等、サポートが充実しています。
幼稚園教諭二種免許状(卒業と同時に取得)と, 保育士資格の取得が可能でほとんど全員の学生が二資格を取得して卒業します。さらに、福祉の現場で働く人の基礎となる資格として社会福祉主事任用資格も同時に取得可能です。
卒業に必要な単位数
教養科目10単位,専門教育科目52単位,
以上を含め62単位以上
小谷 彰吾
教授
学校運営 教科外教育(道徳教育、特別活動)
教師教育 生涯学習
学位:
修士(教育学)
主要担当科目:
教育原理、保育者論、教育行政論、実習指導 人権教育 他
教育の現状とその背景を理解するとともに、子どもたちの将来、地域や国の未来を拓く教育、保育に携わる自覚と責任、子どもたちを幸せに導こうとする使命感、教師、保育者として自らを磨き品位品格を高める学びを展開する。
主要業績:
土田 耕司
教授
社会福祉学 子ども学 医療社会福祉学
学位:
修士(医療福祉学)
主要担当科目:
社会福祉、子ども家庭福祉、社会的養護Ⅰ、子ども家庭支援論
子どもの社会は大人の社会の縮図ともいわれます。子どもの問題は、大人の社会に現存する問題と相通ずることを意識し、児童虐待、子どもの貧困、発達障がい、児童養護など 、近年ますます複雑化する子どもとその家庭が抱え持つ問題に対して、現代社会が社会福祉に求める課題に対応できるスキルを身につける。
主要業績:
柴川 敏之
教授
絵画 美術教育
学位:
修士 (教育学)
主要担当科目:
図画工作Ⅰ?Ⅱ、保育内容「表現」の指導法Ⅲ
子どもの造形表現活動を援助していくためには,保育者自らが想像力?創造力を持つことと,豊かな造形表現の経験が求められる。授業では,幼児の造形表現指導に必要な基礎的な技能を養うとともに,材料?用具の特質や扱い方を経験し習得する。
主要業績:
ズビャーギナ 章子
教授
声楽
学位:
修士(教育学)
主要担当科目:
幼児と音楽Ⅰ、Ⅳ、Ⅴ他
○豊かな発声法の確立と深い表現力を養うための声楽実技レッスンを行う。
○教育現場で実践力となる童謡?歌曲のレパートリーを充実させる。
○オペレッタを通して子どもたちとの関わりを想定し、創作活動の楽しさを味わう。
主要業績:
三好 年江
准教授
保育?幼児教育?子育て支援
学位:
修士(教育学)
主要担当科目:
乳児保育、子育て支援、保育原理、保育所実習
保育や子育て支援の意義や本質、基本的概念等について学修するとともに、対象である乳幼児期の子どもとその保護者の理解を深めることを目的とする。また、子どもや保護者の主体としての思いに寄り添い「共に創る保育」について学修する。さらに講義では、「わかる」ことを大切にしながらも、「わからない」ことを粘り強く考えたり、他者と意見を交わしたりしながら、学び続ける姿勢や態度を培う。
主要業績:
六車 美加
准教授
保育?幼児教育学
学位:
学士(教育学)
主要担当科目:
保育内容総論 教育課程論 幼児と環境 他
○保育の内容や方法に関する「理論」を理解するとともに、子どもと共に保育を創る愉しさや「実践」の基となる子ども理解について学びを深める。
○子どもから学ぶ「保育観」を土台としながら、保育者の役割や保育の本質を追求する。
主要業績:
荊木 まき子
准教授
臨床心理学 教育心理学 コミュニティ心理学
学位:
博士(学校教育学)
主要担当科目:
教育相談,子ども家庭支援の心理学,実習指導 ほか
現在の保育現場は,多様で複雑な背景を抱えた子どもや保護者に対応出来る保育者が求められている。そのため受講生に対しては,多様な人々に柔軟に対応できる「話を聞く技術(才能)」やその心構えを養うことを目指している。また困難な課題に対応するために,子育て支援や保育現場のなかで,様々な専門家や関係する人たちと協働して,子どもや保護者の支援が出来る保育者としての素養をつちかう。
主要業績:
松本 希
准教授
運動生理学
学位:
博士(健康科学)
主要担当科目:
幼児と表現運動、幼児と健康、保育内容「表現」の指導法Ⅰ
幼児期における心身の発育?発達の特徴を理解し, 調和のとれた発達を促すための運動遊びの体験学習を通して, 幼児期に必要な運動遊びのための環境構成の工夫及び指導や援助のあり方を学習する
主要業績:
鎌田 雅史
准教授
社会心理学 教育心理学
学位:
博士(学術)
主要担当科目:
教育心理学,保育の心理学,心理学ほか
受講生が,心理学を身近な学問として捉え,生活に適用していくことができるような講義を目指している。特に,心理学の視点から,受講生が,子ども一人一人の多様性を理解し,それを教育実践に役立てることができるような講義を目標としている。
主要業績:
山下 世史佳
講師
音楽教育 音楽療法
学位:
博士(学校教育学)
主要担当科目:
幼児と音楽ⅡⅢⅥⅦ(器楽) 保育内容「表現」の指導法Ⅱ(音楽表現) 他
幼児期の音楽教育においては,子どもが音楽の基礎的知識や能力を身につけるだけでなく,音楽を通してコミュニケーション能力や社会性,生きていくうえで必要となる様々な感情表現方法の体得を必要とする。これらを理解し,子どもの能力や可能性を伸ばすことを目標とした幅広い音楽表現やピアノの弾き歌いの方法を演習し,教育現場で活用できるような講義を目指している。
主要業績: